
ひと目見て「カブ」と分かるデザイン
ホンダのスーパーカブ50は、丸目で愛らしい印象のLEDヘッドライトが特徴的な原付一種のバイクです。初代モデルは1958年に登場したスーパーカブC100。ひと目でスーパーカブだと分かる独特なデザインに加えて、カブならではの機構を取り入れています。スーパーカブは、ホンダを世界的なメーカーに押し上げた立役者の一要因であるといっても過言ではないでしょう。
2012年、2017年にはモデルチェンジが行われました。また、メーカービルドのストリートカスタム仕様の発売や、30周年、50周年、60周年を記念したモデルなど、さまざまなバリエーションがあります。
スーパーカブは60年以上にわたり進化を続け、ロングセラーとして親しまれているモデルです。親しみやすいだけでなく、老若男女を問わず誰が乗っても様になる、懐の深いバイクです。
高すぎる実用性
デザインはもちろん、実用性にも妥協せず、隅々までこだわり抜いたスーパーカブ。高すぎる燃費や壊れにくさなどが話題になり、デザインと実用性を見事に両立させた異例の存在として注目を集めました。
スーパーカブシリーズがどれほど高性能であるか示すためによく語られるのは、「3,000km/Lの燃費」「200kg積載できる」「てんぷら油でも走る」「半永久的に乗れる」など、もはや都市伝説のような逸話。これらは危険な使い方ですし、50ccでこのような性能が出せるかも不明なのでまったくおすすめはできませんが、「スーパーカブならそうなってもおかしくない」と感じるエピソードでもあります。
主なスペック
- 税込価格(新車):247,500円
- 始動方法:セルフ式(キック式併設)
- エンジン:空冷4ストロークOHC単気筒
- シート高:735mm
- 車両重量:96kg
エンジンスターターはセルフ式ですが、キック式も併用しています。簡単にエンジンスタートが行えるだけでなく、万が一バッテリー上がりといったトラブルが発生した際にも、キックによるエンジンスタートが可能です。
リアキャリアは長さ331mm幅299mmと、重くてかさばりがちな荷物も気軽に積めるよう工夫されており、レジャー用品を積載するのも困りません。また、1.0kgまで耐えられる荷かけフックもついているので、日常生活の中で買い物をする際にもとても便利。
また、スーパーカブ50は容量4.3Lの燃料タンクがついています。モデルチェンジする前には3.4Lだったので、給油の頻度を変えずに、さらに走行性能がアップしているのは嬉しいですね。
車体色は、ブルー、ベージュ、グリーンの3色。ビジネス、通勤通学、レジャーなど、用途に合わせやすいカラーバリエーションを展開しています。