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50ccがバイク入門にぴったりな理由

スクーター

入門に最適な50ccバイク

バイクに初めて乗る人にとって、まずは手軽に乗れるバイクが良いでしょう。その点、50ccの原付一種は手に入れやすく、気軽に乗ることができます。特に、片手でも操作ができるように作られたクラッチ機構のないスクーターは、初心者にぴったりです。

例えば、スーパーカブは「そばを肩にかついで片手で運転できるバイク」と言われているように、右手と足だけで操縦ができるように作られています。スーパーカブにかぎらず、原付一種は価格も手が届きやすいモデルが多く、操作に慣れるまでにそう時間はかかりません。

バイクというマシンそのものに心を躍らせる層をターゲットにしているのが大型バイクなのであれば、人々の生活に根ざしたモビリティを目指して開発されているのが50ccバイクなのです。

バイクブームは原付一種から始まった

日本のバイクブームの火付け役となったのは原付一種でした。1976年にホンダのロード・パルが販売されたことをきっかけに、手に入れやすくて町中でも小回りが聞く原付スクーターが注目されはじめたのです。このムーブメントに乗っかった各メーカーは次々と新型スクーターを発表。中~大排気量バイクの名作を数々登場し、70年代後半から80年代前半には空前のバイクブームになりました。1983年には、日本での二輪車販売台数が328万5000台に到達するという大きな記録を打ち立てたのです。

現代の原付は楽しみ方がたくさん!

2020年からは新型コロナウイルスの影響もあって、「密」を避けられるバイクに注目が集まり、次なるバイクブームと呼べるような状況になりました。そうはいっても、70年代後半から80年代前半に(高校生に免許を取らせないという反対運動まで引き起こした)バイクブームと比べると、バイクの年間販売台数は減っていると言わざるを得ません。

ただし、販売台数が減ったからといって、原付の魅力が失われたというわけではないのです。むしろ、時代を重ねるに連れて快適さや燃費・走行性能は向上し、現在生き残っている原付たちは、安全性や快適性はもちろんのこと、排ガス規制を突破し、環境にも配慮した性能を兼ね備えつつあります。50ccバイクをカスタムする魅力や楽しさも共有され、現代の原付一種は様々な楽しみ方ができるようになりました。

50ccには、二段階右折や最高速度の制限があるものの、これらの制限はバイクの楽しさを損なうほどの制限ではないと思っています。バイクに乗ってみたいけどハードルが高くて手が出せない…と考えている方は、ぜひ50ccバイクの楽しさを体感してみてください!