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50ccバイクと電動キックボード、どっちが便利?

キックボード

日常使いに向いているのはどっち?

近年注目を集めている電動キックボード。コンパクトで手軽に乗れる印象がありますが、果たして50ccバイクと比べてどちらが便利なのでしょうか?用途やライフスタイルによって最適な選択は異なりますが、両者の特徴を比較しながら見ていきましょう。

まず日常使いで考えた場合、移動距離が短く市街地中心での利用なら、電動キックボードは小回りが利いて非常に便利です。一方、ある程度のスピードや荷物の積載、天候の影響を受けにくい移動手段を求めるなら、50ccバイクが優れています。ヘルメット装着の義務や道路交通法の違いもあり、どちらが快適に使えるかはシチュエーション次第です。

購入価格と維持費を比較

電動キックボードの相場は10万円前後からスタートし、20万円を超える高性能モデルもあります。対して、50ccバイクは新車で20万〜30万円、中古であれば10万円以下のモデルもあります。価格帯だけを見れば大差はないように感じられますが、維持費には明確な違いがあります。

電動キックボードは電気で動くため、ガソリン代が不要。さらに自賠責保険の加入義務もなく、日常的なメンテナンスも軽微です。一方、50ccバイクは自賠責保険や軽自動車税、定期的なオイル交換など、年間数万円の維持費がかかる点を考慮する必要があります。

ただし、電動キックボードもバッテリーの劣化やタイヤの交換など、数年後には費用が発生します。初期費用が安くても、長期的に考えると意外にコストがかかるケースもあるので注意が必要です。

法規制や安全性の観点から

50ccバイクは道路交通法で「原動機付自転車」として定義されており、公道を走るには運転免許が必要です。最高速度30km/h制限、二段階右折のルールなど、守るべき交通規則も多く存在します。

一方の電動キックボードは、最近の法改正により「特定小型原動機付自転車」として16歳以上であれば免許不要で乗れるモデルも登場しました。ただし、車道走行専用だったり、歩道を走るには最高速度6km/h制限があるなど、やや複雑なルールがあるため、使いこなすには最新の法制度に注意を払う必要があります。

また、安全性の面でも、どちらにも一長一短があります。50ccバイクは車体がしっかりしており転倒リスクが低めですが、スピードが出る分事故時のリスクも高まります。電動キックボードは軽量で機動力が高い反面、段差や風に弱く、乗り方次第で安定性を欠くことがあります。

ライフスタイルに合わせて選ぼう

どちらが便利かは、利用シーンや居住エリア、走行距離、荷物の有無によって大きく異なります。通勤距離が長い、荷物を積むことが多い、雨天でも移動する必要がある場合は50ccバイクが向いています。逆に駅までのちょっとした移動や、都市部でのスムーズな移動が中心なら、電動キックボードは非常に快適です。

それぞれの特性を理解し、自分に合った一台を選ぶことで、よりスマートで快適な移動手段を手に入れることができます。